B型肝炎ワクチン予防接種費用の一部助成について

昨年(平成28年10月)からB型肝炎ワクチン予防接種が定期予防接種(無料)になりました。
ただし対象は平成28年4月1日生まれ以降の乳児だけでした。
それ以前に生まれたお子さんは対象から外れるため任意(自費)で接種しなければなりません。

従来、B型肝炎は血液を介して感染すると考えられていましたが、汗、涙、唾液、尿を通じて感染することが分かりました。

つまり日常生活の中で感染する可能性があります。
実際、保育園での集団感染が報告されています。

子どもさんは感染しても症状が出ることはなく保因者(キャリア)になります。
保因者は長い年月を経て肝硬変、さらに肝臓がんになる可能性もあります。
つまりB型肝炎予防接種は長い目で見ればがん予防のワクチンとも言えます。

さて、このたびB型肝炎ワクチンを定期接種で受けられなかったお子さんにも接種を勧めるために助成事業が始まりました。
概要は以下のとおりです。

 

■□■ 助成概要 ■□■

対象者平成26年4月1日から平成28年3月31日までに生まれた小児
接種回数3回
接種方法1回目接種後27日以上あけて2回目を接種。さらに1回目の接種から139日以上あけて3回目を接種します。
助成期間平成29年1月4日から平成29年12月31日まで
自己負担1回あたり3000円。(自費接種の約半分の料金です)
対象地区時津町、長崎市。(長与町は検討中だと思います)

 

この助成は今年1年のみの助成事業です。
是非、この機会に接種しましょう。