10月9日よりインフルエンザの予防接種を開始します!
当院では10月9日からインフルエンザの予防接種を開始します。
インフルエンザ予防接種は発症を100%抑えることはできません。
しかし、予防接種をしてない人と比較すると高齢者では発症を45%抑制し、死亡を含めた重症化を80%阻止します。
年齢が若くなるほど予防接種の効果は下がりますが、2回接種することで効果が期待できます。
インフルエンザワクチンの効果
- インフルエンザに感染しにくくする、もしくは感染しても症状を軽くする
- インフルエンザ脳症など重症化を防ぐ
インフルエンザワクチンの特徴
- 効果が現れるのは接種して約1〜2週間後から
- 予防効果が一番高くなるのがワクチン2回目接種後の1ヶ月後位
ワクチンの効果は、接種1〜2週後に抗体が上昇し始め1か月後にピークに達し、3〜4か月すると徐々に効果が落ちてきます。
インフルエンザは12月から出始め、1月の中旬以降に流行に入り、何回かピークの波を示しながら、3月後半に減少してきます。
しかし、時には4月から5月まで発症が見られます。
接種時期は11月から遅くとも12月中旬までに完了できれば理想的です。
何回接種するのが望ましいの?
接種回数は13歳以上は1回でも十分効果があると言われています。
ただ近年インフルエンザにかかってなかったり、前年ワクチンを接種してなかったら2回接種した方が安心です。
12歳以下は2回接種します。
乳幼児のワクチン接種については、生後6ヶ月(満6ヶ月)から接種可能となります。
しかし、1歳未満の乳児へのワクチン接種は免疫をつけることが難しいとされており、家族が予防接種を行い、赤ちゃんを守ることが大切です。
2回目の接種は3〜4週後が効果的と言われますが、4週間過ぎても十分効果ありますのでしっかり2回目を受けてください。
妊娠中の方のワクチン接種は、胎児への直接的な影響はほとんどないとされており、感染した場合の重症化リスクを下げるためにもワクチン接種が推奨されています。
ワクチンの副作用
- 局所反応(発赤、腫脹、疼痛)
- 全身反応(発熱、頭痛、倦怠感など)
*ワクチンは微量ですが、卵の成分が入っています。
そのため、卵などにアレルギーがある人はアナフィラキシー反応がでる事があり、接種できない場合があるので医師に相談しましょう。
ワクチン接種によるアナフィラキシー反応は、接種後30分以内に起こることが多いです。
なので、ワクチン接種後30分は安静にして様子をみるとよいでしょう。
その他、副反応は時に発熱・接種部位の発赤・腫脹・硬結が見られることがありますが数日で消失します。
副作用の頻度としてはそれほど多くなく、症状は数日で消失します。特別に処置をする必要はありませんが心配な方は医師に相談ください。
また、接種後は激しい運動などは控えましょう。
入浴は問題ありませんが、注射した場所を強くこすらないよう気をつけてください。
費用はどれくらい?
当院での接種料金は1回3,600円です。
インフルエンザの予防接種は「任意接種」であり、費用は基本個人が全額負担することになります。
乳幼児、高齢者は自治体から補助があります。
補助の額・年齢は自治体によって違いますので、お問い合わせください。
時期によってはワクチンの在庫が無くなってしまう場合もあるので、ワクチン接種のスケジュールを立て次第、早めの予約をお勧めします。