ヘルパンギーナにご注意

こんにちは。

暑さも厳しさを増し、いよいよ夏本番ですね。
そして子どもたちには待ちに待った夏休みの時期になりましたね。

ひまわり

さて、ヘルパンギーナという病気はご存知でしょうか?
夏に流行する3大夏風邪の一つで、乳幼児を中心に子どもがかかりやすいといわれている病気です。

そこで、ヘルパンギーナとはどのような症状なのか?
お子さんがかかったらどうすればいいのか?
学校や幼稚園、保育園はどれくらい休まなければいけないのか?

分かりやすくご紹介したいと思います。

ヘルパンギーナの症状は?

  • 38~40度の高熱が出ることが多い
  • 口内炎、水疱ができる

まず突然38~40度の高熱が出ます。
乳幼児では熱が2〜3日続くことがあります。
続いて、1番の特徴である喉の奥に小さな口内炎のような水泡ができます。
(大きいお子さんは、熱がなく喉の痛みだけの場合もあります。)

これが痛いため子どもは機嫌が悪くなってしまいます。
そのため食事も水分もとれなくなり、ひどい場合は脱水になることもあります。

 

ヘルパンギーナの原因は?治療方法は?

原因はコクサッキーウイルスやエコーウイルスが原因で発症します。
残念ながら特効薬はなく予防接種もありません。

そのため治療は症状に合わせて行います。
高熱でお子さんの機嫌が優れない時は解熱を使用したり、咳がひどければ咳止めの治療を行います。

またご家庭では、脱水症状を防ぐためにできるだけ水分を摂るようにし、安静にして寝ておきましょう。
喉に痛みがあるので、刺激が少なく好んで欲しがるものを飲ませてください。

食事も、刺激が少なくかまずに飲み込めるものにしましょう。
(例えば、ゼリーや冷めたおかゆ、うどんなど)

出席停止の病気に規定されていませんが、子どもさんに負担がかかる病気です。
熱が下がって食事がとれて、体調が十分回復してから登校・登園することが大事です。

ヘルパンギーナの予防は?

ヘルパンギーナの主な感染経路は以下の2つです。

  • くしゃみなどの際に出る飛沫によって感染する「飛沫感染」
  • 手が触れることで感染する「接触感染」

また、回復後も口(呼吸器)から1〜2週間、便から2〜4週間にわたってウイルスが排出されるので、おむつなどの交換後に汚染された手指を介して感染が広がります。

そのため、基本的な予防策として手洗い・うがいが重要です。
しっかり手洗い・消毒し、感染を予防しましょう!

まれに大人も発症します。
妊婦さんは子供が大勢いる場所に行く時にはマスクをつけるなど、特に感染に注意してください。

手洗い

楽しい夏休みにを過ごせるように、手洗い・うがいをはじめ、身近な予防策をしっかりと行ってください。